SWA活用法
AIが13章で壁打ちしてくれる事業計画ツールのしくみ
AIが13章で壁打ちする事業計画ツールのしくみ。調べる・計算する・判断する各章の役割と、FactSheetによる文脈の引き継ぎ、汎用AIとの違いを解説します。
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「AIを使えば事業計画が作れる」という言葉には2種類の意味があります。一つは「AIに文章を生成させる」、もう一つは「AIと一緒に考えながら計画を組み立てる」。Startups with AIは後者の設計で、13章の壁打ちを通じて、担当者自身が判断できる状態を作ります。
なぜ「13章」なのか
事業計画を1回のプロンプトで作ると、表面的な完成度は高いが、中身が薄い資料になります。これは「考える過程」が省略されているからです。
13章の設計には理由があります。
第1〜2章:自分を知る(適性・特性)
第3〜5章:仮説をつくる(アイデア・検証・市場規模)
第6〜8章:市場と財務を分析する(競合・利益・ビジネスモデル)
第9〜11章:事業と自社の適合を評価する(魅力度・適合性)
第12〜13章:最終評価と、事業計画へのまとめ
この順序を経ることで、「やりたいから始める」から「やるべきだと、根拠と論理で判断した上で始める」への転換が起きます。
各章でAIが行っていること
ヒアリングと問い返し
AIは担当者の回答に対して「なぜその数字にしたか」「別のシナリオも考えてみましょう」という問い返しを行います。単なる情報入力ツールではなく、思考を深めるための問いが設計されています。
調べる(出典つき)
競合・顧客の声・市場規模・業界の指標などを、公開情報から調べます。調べた内容には出典URLと取得日が付きます。AIの調査は参考情報で、あなたが確認して承認するまで、事業の前提(事実)としては扱いません。
計算と確認
入力された数字をもとに、損益分岐点やTAM/SAM/SOMなどを計算し、計算の過程を表示します。数字同士の矛盾に気づいたときは、AIが指摘します。最後の第13章で全章の内容を突き合わせて確認し、最終の事業計画にまとめます。最終的な確認は、ご自身でお願いします。
点数と基準での判断
事業の魅力度(60点満点)と自社への適合度(適社度、60点満点)を決まった軸で採点し、合計の事業度(120点満点)で、進む・再検討・止めるの目安を示します。
文脈の引き継ぎ
前の章で整理した情報を、次の章でAIが参照します。確定した前提はFactSheet(事業の前提の一覧)に保存され、第3章で決めたビジネスアイデアを、第5章の市場規模・第6章の競合分析・第7章の利益計算でそれぞれ活用します。同じ内容を何度も入力し直す必要がありません。
ファイルの蓄積
各章の完了時に生成されるインフォグラフィック・サマリー・分析結果が、ファイルとして蓄積されます。次の章でAIがこれらを参照することで、13章を通じた一貫した分析が実現します。
汎用ChatGPTとの使い勝手の違い
| 比較軸 | 汎用のAIチャット | Startups with AI |
|---|---|---|
| 構成の設計 | ユーザーが毎回指定 | 13章の構造が内蔵済み |
| 調べた根拠 | 指示しないと出典が付かない | 出典URLと取得日が付き、承認するまで前提にならない |
| 判断の基準 | 判断の設計は自分で行う | 魅力度・適社度・事業度の点数と基準で示す |
| 顧客への検証 | 都度、貼り付けて指示する | 4つの仮説・判定基準・仮説ボードで積み上げる |
| 文脈の継続 | 会話の中に埋もれる | FactSheetと章のファイルで引き継がれる |
| 最終成果物 | 文章のみ | ピッチ・キャンバス・インフォグラフィック・事業計画 |
※「汎用のAIチャット」は、ご自身で都度指示した場合の比較です。
独立起業・社内起業の両方に対応
第9章のあとで、独立起業と社内起業に分岐します。
- 第10章(起業・自社適合性評価):独立起業を想定し、資金力・マーケティング力・製造力・技術力・調達力・推進力の6軸で評価
- 第11章a・b(社内起業価値・適合性評価):企業内の新規事業を想定し、利益貢献率・ROI、既存事業とのシナジー、実行体制を評価
担当者のシチュエーションに応じて、どちらか一方を選択して進めます。第12章で合流します。
まとめ
- Startups with AIは13章の順序設計で、「考えるべきことを漏れなく・論理的な順序で」壁打ちできる
- 出典つきの調査、点数と基準による判断、文脈の引き継ぎ、ファイルの蓄積が、汎用AIとの差
- 独立起業・社内起業の両方に対応した分岐設計
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